熊本で“心地よい暮らし”をデザインする設計事務所が考える、家づくりと地域への想い

はじめに
私たちは熊本を拠点に、住宅や空間の設計を手がける設計事務所です。
「設計事務所」と聞くと敷居の高いイメージを持たれるかもしれませんが、私たちが目指しているのは、日々の暮らしがちょっと豊かになるような“心地よい住まい”を、地域の方と一緒につくっていくことです。
熊本の土地に根ざし、風土に合った家づくりをご提案していく中で、設計を通じてお客様の暮らしや人生に寄り添うことが、私たちの何よりの喜びです。
熊本で設計事務所を営むということ
熊本には、豊かな自然と温かい人の気質、そして地震や雨などに備える必要のある気候があります。
この地域で設計事務所を営むということは、単なる図面を描くことではなく、“熊本で安心して快適に暮らせる空間”を、お客様と共につくるという責任でもあると感じています。
また、私たちは地域密着型の設計事務所として、熊本市内はもちろん、合志市、菊陽町、益城町などの周辺エリアにも多く関わってきました。それぞれの街の個性や生活スタイルに寄り添った家づくりこそが、私たちの設計の根幹にあります。
私たちが大切にしている設計思想
設計において、私たちが最も大切にしているのは「使い勝手」と「心地よさ」の両立です。
例えば、風の通り道や光の入り方、生活動線や収納の配置など、一見地味ですが“暮らしの質”を左右する部分こそ丁寧に設計します。
また、お客様の声をじっくり聞くことを大切にしています。ご家族のライフスタイルや、これからどんな暮らしをしたいのか。細やかにヒアリングを行い、その人の「らしさ」を形にすることが、設計事務所の仕事だと考えています。
素材にもこだわり、熊本の木材や自然素材を活かした設計にも力を入れています。五感で感じる“やさしい住まい”は、住む人の心も落ち着かせてくれます。
熊本の風土と住宅設計の関係
熊本は、地震や豪雨など自然災害のリスクがある地域でもあります。だからこそ、私たち設計者には「安全性」への意識が求められます。
特に、熊本地震以降は耐震性能への関心も高まりました。私たちは構造の信頼性を確保しながらも、開放的で明るい空間を両立させる設計を意識しています。
また、夏の蒸し暑さや冬の底冷えにも配慮し、断熱性能・通風計画も欠かせません。エアコンに頼りすぎず、自然の力を活かせるように。これは“熊本の設計事務所”だからこそ生まれる設計思想かもしれません。
これまでに手がけた家づくりの実例
ここで、私たちが熊本で手がけてきた住宅の一部をご紹介します。
店舗内装リノベーション
美容室の店舗リノベーション。
店舗オーナーのセンスと、施工の技術が光る物件。
店内はテイクアウトの珈琲と美容室の両方の役割を担う。
リビングに土間のある家
素材の特性を利用した家づくり。
リビングにある土間部分は昼は陽があたり蓄熱し、夏は涼しく快適に。
外観のデザイン性だけでなく、暮らしやすい工夫を凝らした家。
狭小地の店舗併用住宅
狭小地の店舗併用住宅。
こだわりの素材と設計で狭小地に実現した2店舗+住宅を
兼ね備えた建築。
空間を最大限に有効活用した間取り設計で土地の魅力を最大限に。
お客様とともにつくる住まい
設計事務所に依頼するメリットの一つは、“完全オーダーメイドの住まい”が実現できること。
とはいえ、私たちは決して「押し付ける設計」はしません。対話を重ねながら、「ここはこうした方が便利では?」「将来こんな変化があるかも?」といったご提案を丁寧に行っていきます。
熊本という土地で何十年も安心して暮らせる家を、お客様とともにつくる──それが私たちの願いです。
地域とともに歩む設計事務所として
設計事務所という存在が、もっと地域に近く、気軽に相談できる存在でありたいと考えています。
私たちは熊本の設計事務所として、地域イベントや相談会にも積極的に参加しています。今後も“地域の暮らしの一員”として、建築を通じて熊本に貢献していきたいと思っています。
おわりに
熊本という土地で、設計事務所として住宅を手がけるということ。それは単に家を設計するだけでなく、地域の文化、自然、気候、そしてお客様の人生に寄り添うことだと考えています。
これから家づくりを考えている方、暮らしの中に小さな不便を感じている方、リノベーションを検討している方──ぜひ一度、私たちにご相談ください。
心地よい住まいを、一緒につくっていけたら嬉しいです。















